【透析の業務内容】
<準備> 機械の準備(プライミング)や薬剤の準備、申し送り、ベッドメインキング等を行います。
<患者受け入れ> 体重測定(除水量を決める)、バイタルチェックを行います。
<穿刺> シャント部に脱血用と返血用の針を2本刺します(穿刺)。※穿刺は病院やクリニックによっては看護師ではなくCE(臨床工学技士)が行う所もあります。
<透析開始> 定期的にバイタルチェックを行いながら、フットケアや日常生活指導などを行います。
<返血> 透析回路にある血液を戻します(返血)。
<抜針・止血> 返血が済んだら針を抜きます。止血は基本的には患者自身がガーゼで押さえ、10分程度を要します。
<体重測定のあと、患者退室> ここまでが1クールで、<準備>に戻って2クール目に入ります。1日に2クール~3クール行うところが一般的です。
【透析の平均年収】
単科ではない病院やクリニックも多いため、透析で働く看護師の平均年収を厳密に出すことはできません。
そのため、今回は透析を診療科目として標榜する事業所に転職した常勤看護師の平均年収をご紹介いたします。
入社年度 |
透析 |
全転職者 |
2020年度 |
¥4,234,901 |
¥4,015,512 |
2021年度 |
¥4,244,724 |
¥4,047,877 |
2022年度 |
¥4,282,720 |
¥4,098,639 |
※当社実績による
※賞与がある事業所については、2年目以降の標準賞与実績で計算
※定めがないものに関しては夜勤手当は2交代月4回(3交代は月8回)で計算
※固定残業手当以外の残業代手当は含まない
透析室がある事業所に転職した看護師の2022年度平均年収は4,282,720円で、同期間の全体平均年収の4,098,639円より4%程度高いです。
表をみると、直近3年間は同様の傾向であることが分かります。