リエゾンナースとは? リエゾン…
回復期リハビリテーション病棟で働くメリット3つ
公開日:2013/9/18
最終更新日:2023/11/8
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5年目ナースのB子、急性期に疲れる
「毎日仕事に追われているような気がする・・・」
B子さんは大学卒業後、付属の大学病院の急性期病棟で5年間働いてきました。
仕事は一通りできるようになり、先輩からも後輩からも信頼されています。給与にも不満はありません。
しかし最近、次から次へと目まぐるしく展開する急性期病棟での勤務に、少し疲れてしまったようです。
また、患者さんの入れ替わりが激しく、一人一人をじっくり看護することができない状況に、物足りなさも感じているとか。
- 「『患者さんの心に寄り添えるナースになる!』って決めたのに、毎日バタバタ走り回って話す暇もないよ~!急性期の勉強は一通りしたし、そろそろもっとゆったり看護できる職場に転職したいなあ。
残業はもう嫌だし、でも給与は下げたくない・・・って、さすがにそれは虫がよすぎかな」
回復期リハビリテーション病棟の知られざる魅力
「B子ワガママすぎ」「そんな都合のいい職場ないから~」と思ったあなた!
「患者さんに寄り添った看護がしたい」「残業せず、定時で帰りたい」「急性期並みの給与がほしい」
そんなB子さんの希望を一気に叶える職場、それが【回復期リハビリテーション病棟】なんです!
患者さんをじっくり看護でき、治っていく過程が見られる
回復期リハビリテーション病棟では、患者さんの自立した生活を目指し、集中的にリハビリを行います。
看護師は、患者さんを根気強く見守り、励まし、わずかな変化を喜び合って、二人三脚で一歩ずつ歩みながら、徐々に信頼関係を深めていきます。時には、患者さんの不安をじっくり傾聴することも。
疾患や事故などで、身体を上手く動かせなくなってしまった患者さんが、リハビリを経て少しずつ身体の機能を回復していく姿に、やりがいを感じる人も多いようです。
基本的に急患対応がないので、定時で帰りやすい
回復期リハビリテーション病棟では、計画入院・予定退院が多く、基本的に急患対応はありません。
そのため、突発的な残業が少なく、プライベートと両立しやすいと言えるでしょう。
ただし、患者さんの急変が全くないとは言い切れませんし、終業後に勉強会を行う職場もあるようです。
「なるべく残業したくない」という方は、興味がある職場の残業時間や勉強会の有無、業務の忙しさなどを事前に確認することをおすすめします。
加算が多く、病院によっては高給与も狙える
B子さんのように、急性期病棟で働く看護師の給与には、残業代が多く含まれている場合があります。
急性期病棟から、残業が少ない回復期リハビリテーション病棟に転職した場合、残業代があまりつかず、給与が下がってしまうのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし、病院によっては急性期並みの給与が期待できる可能性大!
そのワケは、回復期リハビリテーション病棟の入院料が、他の病棟に比べて高い場合があるから。
経営がうまくいっている病院ほど入院料による収益が多いと考えられ、その収益が看護師に還元される職場であれば、高給与が期待できると言えるでしょう。
2012年の診療報酬改定により、看護配置は15対1から13対1へ、正看比率は4割から7割へ、と基準が上がった回復期リハビリテーション病棟。
基準アップに伴い、看護師の需要が一層高まるものと思われます。転職するなら、今がチャンスです!