ファミリー・ホスピス株式会社 ファミリー・ホスピスOASIS藤が丘
地下鉄「藤が丘駅」より徒歩5分
その他
【電子カルテ】 有り
がんのターミナルの利用者様や難病の利用者様の受け入れがメインなので、利用者様との会話をする機会は少ないです。 おむつやガーゼ等のケア用品は利用者様の所有(利用者様が購入していただいているもの)なので、コスト意識をもつ必要があります。 お看取りの件数は多く、1施設当たり年間で20-40件程度のお看取りがあります。
ご利用者様の想いや生き方を大切にしています!
「ブルーインパルスが飛んだ日」 70代の男性ALSの方が、6年程前からホスピス住宅に入居されています。 人工呼吸器を装着されており、意思伝達装置を試みますがうまく使用できず、意思表現方法は表情の変化のみです。 奥様が頻繁に面会に来られお声がけなさったり、テレビを見て過ごされておりました。 K様は病気が発症される以前は、航空機の写真撮影が趣味であり、ご子息がまだ幼い頃から一緒に航空ショーなどに出かけられておりました。 ある時、療養中の当社のホスピス住宅の近くでブルーインパルスが飛行するという情報が入りました。 K様にもなんとか観覧いただけないか、ご家族様と職員とで相談し、観覧に向けて計画を立てました。 飛行のリハーサルに合わせ、施設屋上への移動のリハーサルも行いました。 訪問介護の時間も飛行時間に合わせて調整し、人工呼吸器と酸素供給機を安全に運び電源の確保も行いました。 そして飛行当日 K様ご本人様はこれまで見た事のない表情で号泣されておりました。 ご家族には、「久しぶりにこんな笑顔を見ました。病気になってからもう見れないと思ったが、見せてあげる事ができて良かった」と喜んでいただきました。