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看護師のちょっと変わった手当
公開日:2014/9/29
最終更新日:2023/11/7
変わった手当・おもしろ手当
看護師といえば、夜勤手当や残業手当などの手当が充実しているのが特徴です。
実際、看護師として働くみなさんは、給与明細を見てこれらの手当の金額を確認していることでしょう。
しかしこの手当の中には、ちょっと変わったものも。早速見てみましょう!
寒冷地手当
「寒冷地手当」とは、その名の通り、寒さの厳しい地方で支給される手当のこと。
何が想定されているかといえば、雪国暮らしの方はわかるかと思いますが、例えば、冬タイヤ、つまりスタッドレスタイヤや防寒着など。燃料費・暖房費も含まれるでしょう。
「寒冷地手当」の支給対象となるのは、地方公務員である公立病院に勤める看護師。
その支給実績としては、最高で北海道の年額約113,300円だそうです。
雪国を未経験の方は、「寒さでそんなにお金がかかるのか」と驚くことでしょう。
北海道の他にも、東北地方や信越地方の地方公務員が支給対象になっています。
意外にも、文京区や渋谷区、西東京市などの都内や、広島県、和歌山県の一部でも支給されているそうです。
民間病院でも、「暖房手当」や「燃料手当」などの名目で、「寒冷地手当」に相当する手当が支給されるところもあります。世帯主か否か、灯油の市場価格がどうであるか等によって支給額は変動しますが、4万円台~10万円台前半のところが多いようです。
地域手当
「地域手当」とは、地域による物価水準の差を配慮するもので、必要になる生活費が地域によって異なることから生まれたものです。地価や物価水準の高い地域に支給されています。
地方公務員の例でいえば、地域手当の最高額は、東京都の月額49,000円。
次いで、愛知県、神奈川県、大阪府、京都府と続きます。
民間病院でも、地域手当という名称ではないものの、別の手当で補われていたり、基本給に組み込まれている場合もあります。
その他にも、ユニークな手当いろいろ!
他にも、看護師の職場では変わった手当の支給例があります。
訪問件数手当
訪問看護ステーションなどで支給される歩合制の手当のことで、訪問件数によって手当が増額になったり、日曜や祝日はさらに追加して増額されたりするケースもあります。
例えば、訪問件数が80件までは650円、80件~100件は700円、100件を超えれば750円など(1件あたりの額)。
夜勤従事者手当
夜勤に入ることができるスタッフに支給される手当で、通常の「夜勤手当」とは別に支給される手当です。
勤務先によっては、「月○回以上入れる人対象」など、制限がある場合もあります。
語学手当
語学に長けている看護師に支給されるもので、例えばTOEIC730点以上を有する場合、月15,000円ほど、900点以上で月30,000円ほど支給される職場があります。
これは、英語応対スタッフが常駐する、都心の会員制クリニックの一例です。
被服手当
仕事中に着る服を自費で用意する必要がある場合に支給され、月500円~2,000円ほどが相場のようです。
皆さんの職場にも、珍しい手当や福利厚生制度はありますか?
毎月のお給料に含まれる手当は、きちんとその意味を理解することも大事です。
改めて給与明細をチェックし直してみても、良いかもしれませんね。
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