
看護師を目指して日々勉学に励んでいる看護学生さんはもちろんのこと、いざ資格を取得したけれど、まだ働いたことがない、病棟勤務の経験がないという人は、病棟での看護師の「実際」の仕事内容というのは漠然としかわかりませんよね。特に夜勤帯のことなんて知ることはあまりないかと思います。なので、せっかく資格を持っているのに働くことに躊躇している…という方も結構いるのではないでしょうか? 実際、わたしが運営しているナースサイトでも、「病棟」で働いたことがないのでやっていけるか不安…自信がない…といった相談メールがときどき送られてきます。
学生時代、病棟実習をおこなっていてもそれはやっぱり「実習」。お仕事とは違いますよね。そんな病棟看護師の実際の仕事内容について、今回は説明していきたいと思います。
病棟看護師は、基本的に「日勤・準夜勤・深夜勤」の3交替、「日勤・夜勤」の2交替のどちらかの勤務体制で働いています。…そんなことは知ってるわよ!なんて突っ込みが入りそうですが:汗。それ以外にも早出や遅出といった勤務があり、日々変則的に働いています。
最近では2交替勤務体制が主流になりつつありますが、これが結構くせ者。「夜勤中の仮眠を取る間がない」なんてところが意外とあるのです。この仮眠がないと、ほんとに地獄…。なので、いざ働く場合は勤務体制についてチェックすることは実はとっても大切!だったりします。(流風的ポイント:就職前に1ヶ月の勤務表を見せてもらい、夜勤がどれくらいあるか、休みがきちんと取れているかをチェックできると幸せです。)
そんな勤務体制の中、日勤では約10人の、準・深夜勤では各2〜3人の看護師が働いています。その中で、リーダーや受け持ち看護師、フリー係などといった役割分担を決め、いざ勤務。
日勤については実習を経験しているので、流れはだいたい知っていますよね。まず、どの勤務帯にも最初におこなわれる「申し送り」。最近は申し送りが廃止の方向になっているので、昔のようにダラダラ申し送るなんてことは少なくなりました。
それが終わると、役割によって仕事内容は違ってきます。
リーダーは基本的に患者を受け持たず、医師の指示を仰いだり回診の介助についたり受け持ち看護師に指示を出したりし、すべての患者の把握につとめその日の病棟責任者になります。
受け持ち看護師は、その日受け持った患者の看護(バイタルチェックや清潔援助、環境整備、検査や処置など)を学生時代の実習のようにおこなっていきます。もちろん実習のように1人の患者だけをみるのではなく、日勤ではだいたい5〜10人の患者を受け持つことになるので、効率よくこなせることがポイントになってきます。
フリー係は、リーダーや受け持ち看護師のサブにまわり、検査の介助、入退院の患者の受け持ちなどや雑用をこなします。
そんな日勤とは一転して、「日勤がスムーズに働けるように」、物品管理や請求準備、回診車の点検、翌日の検査の準備、病棟の掃除、カルテの整理などといった業務が多くある夜勤帯。
準夜勤でも最初におこなわれるのはやっぱり申し送り。それが終わるとリーダーは全体の患者を軽くラウンドし、フリー係は準夜勤でおこなう患者の処置をメモし、準備に取りかかります。
その後、洗面介助や食事援助などをおこない、自分たちの休憩も順番に挟みつつリーダーは患者を訪床し、フリー係は準夜帯でおこなわれる患者の処置をおこないながら眠剤を配るなどの消灯準備をしていきます。
消灯が過ぎると、リーダーは記録整理や翌日の日勤での検査の確認などデスクワークを、フリー係は先ほどいった回診車の点検や薬の準備などをおこなっていき、その合間に(最低2時間毎)懐中電灯をぶら下げてラウンドしながら、オムツ交換や体位変換をしていきます。
そんな感じで準夜勤が終わり、患者が眠っているなか深夜勤がはじまります。
相変わらず最初におこなわれる申し送りが終わると、リーダーはカルテ整理や翌日の検査の確認などのデスクワークを、フリー係は点滴の確認や翌朝の採血のスピッツの確認、病棟の掃除などをモクモクとこなしていきます。
その合間にラウンドをおこないつつ、夜中4時頃にようやく休憩。そこで夜食を食べたり、机でウトウトしたりちょっぴりのんびりモードで一息つき、朝の戦闘態勢に備えます。
6時の起床前に、フリー係は吸血鬼ならぬ採血鬼になり採血がある患者のもとへいき、リーダーは6時の起床を待って患者訪床の旅にでかけます。7時頃から食事介助をし、8時をまわると日勤者がゾクゾクと出勤してき、最後に申し送りをしてようやく終了。
病院によって違いがありますが、だいたいこんな感じで病棟の看護師は働いています。 かなり駆け足で説明となってしまいましたが、何となく想像できたでしょうか?

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