どっちに進む?
看護師といっても、普通の人なので、
人生に幾度か岐路と呼ばれるものがやってくる。
まず、新卒として病院に就職するとき。
大学病院や700床超の病院を選ぶと、
どちらかというと知識を重視した教育を受ける。
大規模病院では未だにルート確保や側注は
看護師の業務ではないところもあるらしい。
点滴の溶解・内服の準備は薬剤師。
患者搬送は重症でない限り看護助手。
人工呼吸器管理はICU。
とりあえず、できるかぎり分業しているみたい。
当然、技術系は弱くなる。
勉強会や学会はいっぱいあるので、知識は豊富。
中規模以下の病院では、何でも看護師がしないと
誰もしてくれないので、技術が身に付きやすく、
効率がよい仕事が得意になる。
中規模なら卒後教育がまあまあの病院もあるから
看護師としてのバランスはいいかも。
しばらくは、必死で働く。
さて、2番目に卒後4年以上が経過すると、
なんとなく通常業務もできるし、ちょっと自信もつく。
そうすると、新しい世界を覗いてみたくなってきて、
異動や転職を考える。
この時期で大抵の人はあまり病院規模を落とさず、
転職することが多い気がする。
たまに、道を極めたくなったり、専門学校卒の場合は
学歴が気になって、大学進学する人もいる。
3番目は30歳前後。
病棟では頼られる側になり、様々な役割を担う。
人によっては主任や副師長に出世していることもある。
ここで、
本気で出世するか
このまま大規模病院でダラダラ勤務か
認定看護師を取るか
大学・大学院へ進学するか
中規模病院に落ち着くか
お金を稼げる分野(美容整形や治験・夜勤専従など)にするか
この時期に、結婚が重なると、
クリニック勤務にするか
専業主婦になるか
と、いろいろ悩む。
結局、答えはないんだけど、
いろんな人を見て来て思うこと。
「病院の規模を変えての転職はしんどい。」
特に、規模を上げて転職するのは大変みたい。
知識と技術・マニュアルの遵守を求められる。
学生や新人指導でエビデンスのある看護を求められる。
小規模で、経験値を積んでいても、役に立たないことも…。
逆に、規模を落とした転職もしんどいらしい。
知識があっても、頭でっかちだと罵られ、
昔からそこにある悪習を断ち切ることもできず、
イライラするみたい。
だからといって規模を変えずに、ずーっと仕事をするのは
ほんの一握りの人だけだけ。
憧れや使命感だけで突っ走る人なんてもっと少ない。
みんないろんな苦労をしながら、人生の節目を乗り越えていく。
自分で岐路が選べるのは、シアワセなことだと言われるけど、
幅がありすぎるのも悩みが深くなる。
ネットワークを広げ、いろんな病院の看護師の生き方を見ながら、
一歩一歩進むしかないんだろうけどね…。悩みは尽きないなあ…

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